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三州瓦とは
愛知県西三河地方で生産されている粘土瓦を三州瓦と呼んでいます。日本を代表する粘土瓦産地であり、粘土瓦生産量の約60%を占めています。寒冷な気候にも耐える耐久性、寸法精度などに優れ、豊富な形状と色のヴァリエーションを揃えています。
全国各地の社寺建築を始め、大手住宅メーカーの住宅の屋根などに採用されている高品質な粘土瓦です。
特許庁による全国的な知名度があり、地域の産業として根付いていることを証明する「地域ブランド」として三州瓦は認定されています。
丸栄陶業株式会社は、いぶし瓦では全国最大の生産量であり、現在の三州瓦の主力製品である陶器平板瓦、その他各種の粘土瓦を生産する三州を代表する粘土瓦メーカーです。
製造業の盛んな愛知県の製造業者に対して愛知県が認証している「愛知ブランド企業(認証番号009)」に認証されています。
三州瓦の歴史とは
粘土瓦の歴史は古く、中国では約3,000年前に始まったといわれ、日本には1,400年前頃に百済からやってきた瓦博士によって伝えられたと言われています。奈良市の元興寺には瓦博士によって伝来当時に作られたといわれる瓦が現在も屋根に葺かれており、古都奈良の文化財のひとつとして世界遺産に認定されています。
三州瓦が造られるようになったのは西暦1,700年頃といわれ、この頃から寺院、城郭以外に民家でも瓦が使われるようになり需要が増えたことと、三河地域にて瓦原料である良質な粘土が採取されたこと、船便などの輸送の利便性が産地形成の要因になったものと思われます。
昭和時代に入り、従来の黒瓦とも言われるいぶし瓦に加え、赤褐色の色合いの塩焼瓦が製造されるようになり、昭和30年代には塩焼瓦は様々な美しい色種を呈する釉薬瓦へと進化してきました。三州産地はこうした新製品の開発と共に、真空土練機やトンネル窯の導入などの技術革新にも取り組み、日本の粘土瓦産業をリードしながら発展してきました。
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